審判のやり方とハンドサイン

ボッチャの審判は、次に投げる側を指示板で示し、点数を数えて伝える試合の進行役です。審判・線審・記録・計時の役割分担、試合の進め方の手順、主なハンドサイン、地域の大会や練習会で審判をするときの工夫を紹介します。

ボッチャの審判は、試合の進行役です。次に投げる側を赤と青の指示板で示し、エンドごとに点数を数えて伝えます。 反則があれば、決められた手順で対応します。

審判と選手がすばやく意思を伝え合えるように、ボッチャには決まった合図(ハンドサイン)があります。ここでは、地域の大会や練習会で審判をすることを想定して、役割分担と進め方、主な合図を紹介します。

審判団の役割分担

1つのコートは、何人かで役割を分けて担当します。地域の運営・審判向けのガイドでは、次のような分担が紹介されています。

  • 審判(1人):試合を進め、判定をする
  • 線審(1人):審判から見えにくいところを補う。反則に気づいたら、腕を高く上げて審判に知らせる
  • 記録(0〜2人):点数や反則を記録し、点数を表示する。線審と兼ねることもある
  • 計時:持ち時間を計る。置かないこともある

選手権大会では、さらに審判長や技術代表がいて、判断の難しい場面を裁定します。

試合の進め方

審判は、次の順番で試合を進めます。

  1. コートでのウォームアップを始める合図をする
  2. 「ジャック」と声をかけて、ジャックボールの投球を指示する
  3. 投げる側の色の指示板を示して、1球ずつ投球を指示する
  4. すべてのボールが投げ終わったら点数を数え、指示板と指で点数を示して発表する。「エンドフィニッシュ(エンド終了)」を宣言する
  5. ジャックボールを持ち上げ、ボールを回収させて、次のエンドの準備をする
  6. 最後のエンドのあと、「マッチフィニッシュ(試合終了)」を宣言し、最終の点数を発表する

競技規則では、エンドとエンドの間は最長1分です。審判は「1 minute」と伝え、45秒で「15 seconds」、1分で「Time」と声をかけます。

審判は、選手が投げるじゃまにならず、反則で投げられたボールをすぐに止められる位置に立ちます。

主なハンドサイン

どちらの規則でも使う、主な合図です。

  • カラーボールの投球指示:投げる側の色の指示板を示す
  • 同じ距離のボール:指示板を横向きにして側面を見せ、そのあと投げる側の色を示す
  • 計測:両手をそろえてから、メジャーを伸ばすように両方向に離す
  • コートに入りたいか尋ねる:選手を指さしたあと、自分の目を指さす
  • 不適切なコミュニケーション:片手で口元を指さし、もう片方の人差し指を左右に振る
  • アウトボール:ボールを指さし、もう片方の前腕をまっすぐ立てて「アウト」と言い、そのボールを高く持ち上げる
  • ボール除去:取り除くボールを指さし、つかむ形にした手を高く上げてから、ボールを取り除く
  • エンド終了・試合終了:伸ばした両腕を交差させてから、横に開く
  • 点数:点を取った側の色の指示板に、指で点数を示す

規則によって違う合図

選手権大会で使う競技規則には、タイムアウト、時計を止める「ストップ」、ペナルティボール、イエローカード・レッドカードの合図もあります。フレンドリーマッチ版には罰則やタイムアウトの制度がないため、これらの合図はありません。代わりに、選手交代の合図があります。

地域の大会・練習会で審判をするときは

地域の運営・審判向けのガイドでは、審判の心がまえとして、公平であること、落ち着いた態度でいること、立ち位置に気をつけることなどが挙げられています。判断に迷ったときは、ひとりで決めずに審判長に判断をあおぎます。

審判団は「試合のホスト役」として、選手が気持ちよくプレーできるように進めることも大切にされています。

道具は、身近なもので代わりにできます。同じガイドでは、指示板は卓球のラケットやうちわ、点数板はホワイトボード、計時はキッチンタイマーで代用する方法も紹介されています。地域で行うときは、時間を計らない場合もあります。

反則への対応も、地域で楽しむ場では、注意を促す程度がよいという考え方があります。どこまで厳しくするかは、始める前に決めておきましょう。

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出典・参考資料

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