LA2028への道|ボッチャのパラリンピック出場権はどう決まる?

ロサンゼルス2028パラリンピックのボッチャは11種目・128人。出場権は、2027年の地域選手権と世界ランキング、2028年のザグレブとアスタナの予選大会で決まります。仕組みと、まだ決まっていないことを整理しました。

2028年8月のロサンゼルス・パラリンピックに向けて、ボッチャの出場権の決まり方が固まりました。

10月26日、World Boccia(世界ボッチャ連盟)が、最後の予選大会をクロアチアのザグレブとカザフスタンのアスタナで開くと発表。10月29日には、国際パラリンピック委員会(IPC)も出場資格の規則を更新しました。

出場権は、2027年の地域選手権と世界ランキング、そして2028年の2つの予選大会で決まります。

11種目・128人が出場

ロサンゼルス大会のボッチャは11種目です。男女別の個人戦が BC1〜BC4 の4クラスずつで8種目、男女混合のチーム戦(BC1・BC2)、ペア戦(BC3)、ペア戦(BC4)が3種目です。

出場できる選手は、男子64人・女子64人の合わせて128人。個人戦は各16人、チーム戦とペア戦は各12組です。1つの国から出られるのは、同じ性別・同じクラスで2人まで、全体で10人までと決まっています。

チーム戦・ペア戦の12組の決まり方

チーム戦とペア戦の12組は、4つの道で決まります。

  • 開催国のアメリカ:各種目1組(世界ランキングに載っていることが条件)
  • 2027年の地域選手権:4つの地域で、それぞれ最上位の1組
  • 2027年末の世界ランキング:まだ出場権を持たない上位4組
  • ザグレブの予選大会:2028年2月23日〜29日の「チーム・ペア パラリンピック予選大会」で上位3組

地域選手権は、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア・オセアニアの4つです。アジア・オセアニアの選手権は、2027年9月4日〜12日に中国の北京で開かれます。ザグレブの予選大会に出られるのは、チーム戦・ペア戦でまだ出場権を取っていない国だけです。

チーム戦とペア戦で取った出場権は、選手ではなく国に与えられます。

個人戦の決まり方

チーム戦やペア戦に出る選手は、それぞれのクラスの個人戦にも出場します。そのうえで、個人戦には次の3つの道があります。

  • 2027年末の個人ランキング:各種目の最上位の選手1人
  • ランキングによる追加の枠:BC1・BC2の男女4種目で、合わせて12人
  • アスタナの予選大会:2028年6月20日〜26日の「個人 パラリンピック予選大会」で、各種目の上位3人

個人ランキングの枠は、その国が同じクラスのチーム戦・ペア戦の出場権を持っていない場合に限られます。

追加の枠があるのは、BC1・BC2の男女4種目だけです。チーム戦から出る選手などと合わせて各種目が13人になるように、ランキングの上位の選手に与えられます。

アスタナの予選大会は、各種目10人まで、1つの国から2人までです。出場するには、2027年12月31日の個人ランキングに載っている必要があり、すでに出場権を持つ選手は出られません。

個人ランキングで取った出場権は、国ではなく選手本人に与えられます。

ペアとチームの組み方

BC3ペアと BC4ペアは、どちらも男子1人と女子1人で組みます。BC1・BC2のチームは3人で、BC1・BC2の男女4つの個人種目のうち、それぞれ違う種目の選手で組みます。

クラスの違いは「クラス分け(BC1〜BC4)とは」で、個人・ペア・チームの試合の進め方は「エンド数と試合形式(個人・ペア・チーム)」で紹介しています。

ランキングは2027年末まで

世界ランキングには、2026年1月から2027年末までの国際大会の成績が反映されます。2027年12月には東京でワールドカップも予定されており、出場権を争う重要な時期になります。

World Boccia が発表した2027年の大会予定では、アジア・オセアニアで次の大会が予定されています。

  • 4月1日〜8日:チャレンジャー(サウジアラビア・ダンマーム)
  • 9月4日〜12日:アジア・オセアニア地域選手権(中国・北京)
  • 10月14日〜21日:チャレンジャー(インド・ヴィザグ)
  • 11月1日〜10日:チャレンジャー(オーストラリア・キャンベラ)
  • 12月1日〜11日:ワールドカップ(東京)

チャレンジャーとワールドカップは、World Boccia の国際大会です。

まだ決まっていないこと

次のことは、11月4日の時点で発表されていません。

  • 日本代表がどの大会に出るか、ロサンゼルス大会の代表をどう選ぶか
  • 2027年の大会の正式な日程(大会予定は発表のニュースに載っているもので、変わることがあります)

ロサンゼルス・パラリンピックは、2028年8月15日〜27日に開かれる予定です。ボッチャの会場は、ロサンゼルス・コンベンションセンターです。

アジアパラ競技大会で金メダルを獲得した高橋和樹選手・関根彩香選手も、ロサンゼルスを目標に挙げています。

2人の話は「金メダルを決めた2球とは?|高橋・関根組、アジアパラの舞台裏」で紹介しています。

情報の確認について

この記事の情報は、2026年11月4日に確認しました。出場枠と選び方は、IPC の「ロサンゼルス2028パラリンピック 出場資格規則」(10月29日更新版)をもとにしています。

予選大会と2027年の大会予定は World Boccia の発表、大会の日程と会場は IPC とロサンゼルス大会組織委員会の発表をもとにしています。

出典・参考資料

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